自然エネルギー 2012 4 21

 2012年3月16日の朝日新聞には、このような記事がありました。
「太陽光発電 ドイツ、曲がり角」
 ドイツの太陽光発電が曲がり角を迎えている。
自然エネルギーによる電力を
固定価格で買い取る制度により普及を続けてきたが、
この2年間、発電パネルの新規設置が急増したため、
買い取り費の電気料金上乗せによる国民の負担増が無視できなくなった。
 政府は買い取り価格の大幅な切り下げを決めたが、
反対意見も広がっている。
(以上、引用)
 私は、前々から気になっていたことがあったのです。
それは、「なぜ、ドイツで太陽光発電なのか」ということです。
 砂漠地帯に太陽光発電設備を設置するならばともかく、
ドイツの気候を考えれば、
太陽光発電は無理があるのではないかと思っていたのです。
 やはり、記事には、このような指摘があります。
「ドイツは、日照時間が短く、
特に冬は厚い雲に覆われる日が多い。
太陽光発電の適地とは言い難い」
「ドイツのレスラー経済相は、
太陽光発電の実際の発電量は、全体のわずか3%なのに、
再生可能エネルギー法賦課金からの補助額の半分が、
太陽光に使われていると述べている」
 自然エネルギーを推進することは、大いに結構なことですが、
やみくもに推進することは、大きな過ちです。
 日本で自然エネルギーを利用するとなると、
他国に比べて有利と思われるのは、
水力発電と地熱発電でしょう。
 明治時代に、日本を訪れた欧州の技術者は、
日本の河川を見て、「まるで滝のようだ」と言ったそうです。
 欧州の河川が緩やかに流れているのに比べて、
日本の河川は、急流に近いと言えるでしょう。

海外ニュース 2012 4 7
 なぜか、日本では、
「ドイツの太陽電池大手のQセルズ破綻」というニュースが、
ほとんど報じられていなったように思います。
 このニュースを日本経済新聞Web刊から引用しましょう。
これは、2012年4月2日23:45のニュースでした。
「独太陽電池大手Qセルズ破綻 中国勢との競争で」
【フランクフルト=下田英一郎】
 独太陽電池メーカー大手のQセルズは2日、
法的整理の手続きを申請すると発表した。
 3日にも独国内の裁判所で手続きを始めるという。
同社は太陽電池ブームを追い風に2008年に世界シェア首位に立ったが、
中国メーカーなどとの価格競争が激化し、赤字体質に陥っていた。
(中略)
 Qセルズは、1999年に太陽電池の生産を開始。
独政府の再生可能エネルギーの普及促進策に乗り、
生産規模を急速に拡大し、08年には世界首位になった。
 しかし、市場が拡大するにつれ、参入企業も増加。
とくに中国メーカーが低価格を武器に欧州市場にも進出し、
Qセルズは徐々にシェアを落としていった。
(中略)
 太陽電池の発電コストは、
洋上風力発電など他の再生可能エネルギーに比べ、
依然割高とされており、
普及には一段のコスト低減が避けて通れない。
 激しい価格競争は当面続く見通しで、
体力のないメーカーの淘汰が続く可能性がある。
(以上、引用)
 私の語学学習の動機。
それは、海外の大きなニュースや重要なニュースが、
日本国内では、あまり報道されていないのではないかと感じたからです。
 ただ、Newsweek誌には、日本語版がありますので、
語学が得意ではない方には、ちょうどよい雑誌だと思います。















































































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